最初の和気あいあいとした防衛隊の風景や、人間の底力を見せるパイロット、ギリギリまで頑張った時にあらわれるウルトラマンと、味方ロボという新しい物をメインにしていながら従来のウルトラシリーズにあるテーマをちゃんと扱っている名作。個人的に注目してほしいのは中盤から登場する本作のテーマである「生かすか殺すか」「殺す責任」だ。主人公のハルキは序盤は「怪獣は倒すもの」という風にしか思っておらず、それは防衛隊を「怪獣退治の専門家」と呼んでいるところからもうかがえる。けれど、倒してしまった怪獣と自分の境遇が重なってからはまた違った視点を持つようになる。トラウマを振り切り、殺す責任を背負う覚悟を持ったハルキの前にあらわれるのは数々の「生かすか殺すか」の選択の連続である。ホロボロス、カオリ（ケムール人）、Ｍ１号、Ｄ４を止めようとする怪獣たち。生かすか、殺すか。まだまだ新米のハルキとゼットは色んな思いを抱えながら「殺すしかない」「殺せない」「生かしたい」と葛藤する。そして最後には、防衛隊であるユカが今まで好き勝手暴れたラスボスであるセレブロを「生かす」選択をする。直前にセレブロを殺そうとしたジャグラーとの対比もある気がする。（かつて大樹を切るという選択をとってしまったから）敵を殺した後に現れる「復讐者」についても今作は書いている。まずバロッサ星人。一万人もの兄弟がいる宇宙人であり、初代が倒されれば二代目が復讐に、二代目を倒せば三代目、と次々と復讐に来る。さらにはエース回の超獣バラバ。かつてエースが倒したヤプールの残留思念が復讐にやってきたのだ。この回で出たエースのセリフが今作のテーマによく刺さっていると思う。本当に素晴らしい客演だった。このように、敵を殺すことで発生してしまう問題もこの作品は描いている。なんなら、ブルトンを倒したことによって出現したグリーザもこの枠に入るだろうか。このように、今作はきっちりと一本のテーマを書ききっている。それは田口監督と脚本の吹原さんがきちんとテーマに向き合ったからだと思う。もちろんこんな長々と考えなくてもウルトラマンＺは面白い。掛け合い。伏線。努力。戦闘。どれも大好きだ。ニュージェネレーションでも指折りの傑作。心の底から楽しめたので★５です。

2023/05/27

いろいろと新発見のあるインタビュー本です。なかでも、円谷粲さんへのインタビューで、「岸田森ちゃんが脚本を書いた話、『地球はロボットの墓場』かな。あれって、森ちゃんが『監督もしたい。やらせてくれ』っていうんで、森ちゃんが監督したんだ」という意外が事実が！テロップでは、「監督；大木淳」になっているのだが、実質上、脚本も監督も、岸田森氏が担当したのだとか。あらためて観たら、それっぽいですね。

2023/05/27

15年の年月を隔てた話、それも高校生と大人なので、役者のリレー演技をどうしたか興味があってみた。主人公の相原ノボル役は、竹内太郎から向井理。これは上手い。メガネをうまく使ってそっくりにしている。向井理の方が声が低いので、より落ち着いて見えるところがミソ。宮崎先輩の「本命」神林徹子役は、石橋杏奈から中村優子。そっくりではないが、雰囲気は似ている。どちらも「女王様」という感じなのだ。肝心要の百瀬陽役は、高校生時代しかなく、早見あかり。原作では再会する手前で終わっているようだが、映画ではそれらしき人物にすれ違っただけで終わっている。百瀬の横恋慕はあり得る話だが、相原ノボルとの「偽装恋人」はさすがにないと思った。相当無理のあるストーリーだが、二人のぎこちない関係がよく描かれている。ところで、相原ノボルの処女作ってこの体験なのか。まさにビターテイストチョコレート！

2023/05/26

ガイド本として購入しました‼できれば、“流星人間ゾーン”と“バンキッド”はまるごと1冊ムック本にしてほしいですね。あと“ダイアモンドアイ”のページ、写真資料がないのでしょうか？ムック本作るの、大変そう…。(もしランクインした場合ですが…。)あと“メガロマン”のムック本は不可能なのですね？封印作品なの？講談社さんが無理なら、てれびくんに連載していた小学館さん、ムック本作ってください。(頑張って👊😆🎵！)

2023/05/24

思っていたトンデモ話ではなかった。ジェイムズ森岡

2023/05/21

初めて対戦アクションを遊んで見ました。難しいけど面白いです。

2023/05/17

イラストレーターさんの名前が出てはいますが、具体的な作例は表紙絵のメイキング一例のみです。本文は二色刷りなのでイラストカットはモノクロのみ。講師とは別のイラストレーター二名のゲストインタビューがありますが、メイキングの手本となるような内容ではなく、作家紹介ページです。「萌え絵の教科書」というタイトルから想像したのが講師作家のメイキングテクニック本だったのですが、講師として名前の出ているイラストレーターさんの詳細なインタビューなどはありません。作家買いした自分としてはかなり残念。

2023/05/17

スプラトゥーン3をプレイする為に購入しました。ジョイコンよりも使いやすいです。

2023/05/16

監督の作風がよく出ている

2023/05/14